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2017年7月 6日 (木)

スカイメモNSのOH要点

スカイメモNSのオーバーOHの要点です。

赤経シャフト部
①ベアリングの古いグリスを洗油で洗い良く乾燥
②ウオームホイール部も洗油で洗い乾燥
③ベアリングの片方の内輪を外せば軸を動かせるのでウオームネジ部を外せます。
④再組立時は先にウオームネジ部を仮組みして挿入後に内輪を戻す。
⑤ベアリングの与圧は50N程度の軽負荷与圧で十分です。)トルクではない。
 手で締めて止まったところから約0.02mm~0.03mm締める感じ。
 ちょうどフックをかける切り欠きが4.8mmほどありますがその幅くらい締めれば
 大丈夫です。あまり締めると筐体が変形しベアリングにスミアリングが起きます。
 (スカイメモNSはシャフトやベアリングの強度に比べ筐体の剛性が不足しているので
あまり締め込むと精度が出ません)

ウオームネジ部
①分解清掃してウオームネジを受けるホルダ凸形の真鍮ホルダに
 摩耗がないか確認します。ワッシャとのこすれで爪で引っかかるような
 丸い痕ができていたら交換。(実際は部品入手は難しいので裏返しして使う)
②ウオームネジ部を組み(グリス塗布)回してみてスラスト方向にガタや回転による
 ドリフトがないかダイヤルゲージでチェックします。正しく組まれていれば
 0.01mmのゲージで針は振れないレベルで組めます。これが旨く行かないと
 PEは酷いものになります。
③ウオームネジとウオームホイールを組合わせ、正確に直角出しと前後の位置が
 ずれないように位置合わせをして裏から固定します。
 一旦、ウオームホイールとがっちり合わせておいてそのままの状態で
 裏から締めていくと直角と前後の位置出しができると思います。
 このときにウオームホイールとウオームネジの空隙はもっとも大きくなります。
 あえてバックラッシュが大きい場所ですが、その状態がベストです。
 横にずらしてバックラッシュを小さくすると噛み合いに前後の歩きが生じて
 PEはさらに大きくなります。
④モーターとの連結歯車は少し遊びを設けます。
 おおよそ新聞紙一枚くらいの遊びがあったほうが歯車の当りは
 滑らかになります。ここを詰めると歯数分の脈動が出てガイドに
 悪影響が出ます。実際には小さく切った新聞紙か薄い丈夫な紙を挟んで
 押しつけながら固定してモーター回転で外すと一定のクリアランスを出すことが
 できます。

 この辺は他の赤道儀でも同じようなポイントなので
 覚えておいてよろしいかと思います。

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